20年以上前に当サイトで掲載されていたコラム「不動産屋の裏話」がブログとしてここに復活。
不動産屋の古き良き時代から現在までをご堪能あれ。
No.66 オーナー審査(その2)
 前回の不動産屋の裏話 No.65 オーナー審査に思わぬ反響があったので、今回はその補足。どうやら賢明な読者の皆さんは、オーナー審査で落とされる基準についてご興味があるようです。でもね、オーナー審査ってオーナーがするものだから、そんな基準、不動産屋にわかる訳ありません。
 とは言え、ものごとには何でもコツというのがございます。年齢や性別、勤務先など、入居者の属性に係る部分についてはオーナー様の主観に依存するためどう判断されても仕方はありませんが、自分の心がけ次第で当落を左右する重要な項目があるものです。
 ところで皆さん、毎月の給料が入ったら、先ず給与明細書のどこを見ますか?普通の人は差引支給額を見るのではないでしょうか。あるいは会社が儲かっているか否かを判断するとき、決算書のどこを見ますか?これは当期純利益の欄ですね。では、オーナー様は入居申込書のどこを見るのかって!?まぁ、入居者の属性に興味津々なのは良くわかります。でも、もっと興味があるのは、やはり家賃がいつから入ってくるのかに違いありません。そうです、既にお分かりかと思いますが、入居可能日(=家賃発生日)がとても重要なポイントなのです。
 この入居可能日を、はっきり分からないからといって空欄のままで出してしまったり、自分勝手な都合で2ヶ月後とかにして出すと、通常は落とされますから絶対に注意してくださいね。