20年以上前に当サイトで掲載されていたコラム「不動産屋の裏話」がブログとしてここに復活。
不動産屋の古き良き時代から現在までをご堪能あれ。
No.55 「20年前には無かったもの」(その3)Street View
No.55 「20年前には無かったもの」(その3)Street View
 前回の「Googleマップ」の一機能である「Street View」。いわゆる特殊詐欺グループが犯行の下見に使ったりと、何かと世間を騒がせています。とは言え、不動産屋にとっても超便利。まぁ、どこの業界でも同じでしょうが、Street Viewの出現によって無駄に現場へ行く必要がなくなりましたから。
 不動産屋の業界ですと、例えばSUUMOやアットホームに賃貸物件の広告を載せるとき、細々した設備の仕様を思い出せないことがよくあるものです。例えば、あの貸家にはTVドアホンを取り付けたかな?とか…。まぁ、在り来たりですが、こんな時はStreet Viewで確認し、ことは済んでしまいます。
 えっ?、そんなの全然裏話になっていないって?確かにStreet Viewで現場確認は今や普通のことですからねぇ。だけど、時にはこれが思わぬ使われ方をされてしまう場合もあるものです。以前にあったことですが、アパートに併設の駐車場に未契約であるのにもかかわらずそこの住人が勝手に車を停めていたのがバレました。想像に難くないでしょうが、東京の西のはずれにお住いのオーナー様が自分のアパートをStreet Viewで見てみたら、無断駐車の車が思いっきり写っており弊社に苦情が入ったことがありました。実際にペグマンを地図上に降ろしてみたところ、恥ずかしいくらいに証拠がキャプチャーされておりました。悪いことはできないものです。