No.36 部屋の広さ(その2)
前回(No.35 部屋の広さ)は、部屋の広さの表示の仕方をお話ししましたが、今回は床面積の計算方法です。最近は少数第二位まで○○. ○○㎡というように書くのが流行っていますよね?まぁ、○畳という曖昧な表現よりはマシかなと思いますが…。だけどね、不動産屋のうらばなしを毎回読んでくださっている賢明な方は、もうお分かりかと思いますが、不動産屋がそんな面倒な計算、する訳ないじゃありませんか!不動産屋は土地家屋調査士(建物の表示登記をする人)じゃないんですよ!
No.35 部屋の広さ
不動産屋の店頭で、2DK、和6畳、洋8畳…、みたいな張り紙を見て気に入って、いざ現場に案内されてみると、とっても狭い部屋に感じられることってよくあると思います。はい、例によって不動産屋が自己申告する部屋の広さなんて、いい加減なものなんです。だって、畳の大きさって物件ごとに違いますし、そもそも建物のどの部分までを、部屋の広さ(○畳というやつ)に算入するのかも適当です。まぁ、押入れやクローゼットまでを広さに算入する業者はいないでしょうが、玄関扉を開けてすぐにキッチンがあるような間取りでしたら、靴を脱ぐ土間の部分も面積に算入されていると考えて、ほぼ間違いないでしょう。同様に、コンロや流し台が置いてある部分も、しっかり1畳分くらいにカウントされているはずです。ですので、4畳半のキッチンといっても、細長い形状の部屋だと、実際には台所として使えるスペースはほとんど無く、廊下や通路としてしか機能しなかったりするわけです。
No.34 駐車場編(顧客の獲得)
前回のうらばなし No.33で、月極駐車場のお客さんは値段に敏感なことをお話しいたしました。今回は、そんなお客さんをどうやって獲得するかについてです。当社が営業している江戸川区は、あくまでも東京の田舎ですから、マンションブームの影響で駐車場が不足気味とはいっても、不動産屋の店頭に「空き駐車場あります」なんてどこかのビールの宣伝みたいに看板でも掛けておけば、いつの間にか満車になってしまうのが常でした。のどかな下町の一風景でした。けれども最近のお客さんは前述したとおり、お値段にはとっても敏感です。ですから不動産屋の方も自分の管理している駐車場に大きな空きが出ては大変と、現在では感じの悪い営業をする業者もちらほらと出てきました。