No.21 不動産屋を支える職人さん達
今回の不動産屋のうらばなしは、不動産屋を支える職人さん達です。営繕工事をする大工さん、畳屋さん、建具屋さん、クロス屋さん、電気工事屋さん、設備屋さん、空調機屋さん、ペンキ屋さん、ルームクリーニング屋さん、etc.…。結構いろんな職人さん達が不動産屋に出入りしているものです。当社の宣伝のHPを見ていただくとおわかりになるように、当社は地域密着下町型不動産屋ですから、部屋のリフォームが必要な時もリフォーム会社に丸投げで発注はせず、それぞれの職人さんに個別にお願いしているんです。そうすることによって、手間と神経は使いますが、結局は安い料金で仕事ができるので、入居者の方も大家さんも得をするというわけです。 また、人気のあるアパートやマンションについては、前入居者の在室中から予約を受け付けるケースも稀にあります。ということは、前入居者が退室したらすぐに部屋をきれいにして、待っていて下さった次のお客さんが入居できる状態にしなければなりません。でもホテルじゃないんだから、その日のうちに新しいお客さんに入ってもらうのは、ちょっと無理です。じゃあ、どうするのかって?はい、こういう場合は、お客さんに最短で3日間程度のお時間をいただいて、その間にすべてのリフォーム作業を終わらせるんです。どうせ、全部の職人さんをいっぺんに投入するんだろって?
それが素人の甘いところです。ルームクリーニンの終わった部屋のクロスを張り替えたって、意味がないでしょ?反対にクロスを張り替える前に新品のエアコンを付けてしまったら、エアコンの裏側に手が入らないのでその部分のクロスは交換できないでしょ?作業には順番ってものがあるんです。それに、職人さんだっていくつも現場を掛け持ちしています。すぐに現場に入れるとは限りません。じゃあ、どうするんだって?はい、ここからが凄いところです。何度も申し上げているように、当社は地域密着下町型不動産屋です。ということは、職人さんとも皆お友達。職人さん同士も皆お友達。だからお互いに連絡をとりあって、自分達で段取りを組んで、休日も夜も無視して部屋を仕上げちゃうんです。まぁ、悪く言えば、みんなで無理と我がままを言い合っているだけなんですが…。
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