20年以上前に当サイトで掲載されていたコラム「不動産屋の裏話」がブログとしてここに復活。
不動産屋の古き良き時代から現在までをご堪能あれ。
No.41 不動産プロへの怒り(前編)
 はっきり言ってウェブマスターは怒っています。このサイトも今まではだいたい週1回、最悪の場合でも2週間に1回のペースで更新してきましたが、今回ばかりは4週間近くも放置してしまいました。なぜって?その理由は、HPも更新できないくらい忙しかったからです。ゴールデンウィークも1日も休みなしでした。こんなご時世に、ずいぶん景気のいいこと言うじゃないかって?違いますよっ!違うって!ただのケツ拭きです。

 実はですねぇ、「レインズ・プロ3.52a」という多くの不動産屋が使う業務ソフトの後継版として、「不動産プロ」っていうやつが発売されたんですよ。不動産屋の組合を通して流通するので業者以外の人は買えないんですが、その売り方が酷いのなんのって…。大手の業者はそれぞれ自社のシステムを構築しているので関係ないのですが、我々街場の不動産屋にはそんなの開発できるわけありません。だから組合が売り出すソフトを購入して、法令等の改正に合わせて日々アップデートしていくしかないんです。例えば定期借家制度等が導入されたらされたで、新しい契約書の書式だとか、契約満了の6ヶ月前の到来を我々に教えてくれるようなシステムが必要になってきます。ですので、業務を遂行するうえで、自分たちの意思にかかわらず、新バージョンの購入は不可欠なのです。
 ところで、この新バージョンの「不動産プロ」、継続して導入するには旧バージョンの「レインズ・プロ3.52a」からデータベースのコンバートをしなければなりません。まぁ、バージョンアップだから当然といえば当然ですけどね。ところが、購入時に組合に5,000円払えば、大手H社に依頼してデータのコンバートに応じるが、その時に申し込みをせず、自分でコンバートを希望した場合は購入後の受付には一切応じないって言うんですよ!脅しですかねぇ?まったく凄い金権体質。

 さて、そこまで言われて㈱石川土地建物のウェブマスターは、どのような行動に出たのでしょうか?
1. ムッとしてソフトの購入自体をキャンセルした(ざけんじゃねぇ!)。
2.ものわかり良く、ソフト代プラス5,000円を組合に振り込んだ(長いものには巻かれよう)。
3. コンバートくらい自分でできるので、ソフト代だけを組合に振り込んだ(ギャンブルに出た)。

ヒント:ゴールデンウィーク潰したって言ってるでしょ(怒)。
ではでは、正解は次のUPで!

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2000/08/25 | 固定リンク | 過去ログ