No.38 不動産屋の春物語
今回は、No.26 不動産屋の秋物語以来の沈黙を打ち破る、サラリーマン、ゴン氏による季節限定物語の投稿です。冬物語の投稿もしなかったくせに、最近ネタが堅すぎるなんて文句を言ってたんで、いい加減、我慢できなくなったのでしょう。梅の花が咲いて、あと1ケ月もすれば桜の下で錯乱状態のサラリーマンや大学生が大騒ぎ。新入社員が花見の席取りをしたり、新入生が歓迎コンパで一気飲み(マジ危ないのでよい子はやらないように)している頃は、もう彼らも新居が決まっているわけです。ですから不動産屋は、梅の花の咲く今ごろが忙しいんです。って、こんなの全然裏話になってません。どうせ今回もネタがないんだろ?って。そういえば最近堅いネタが続いてるって?実は今回も堅いネタですみません。
No.37 部屋の広さ(その3)
賃貸アパートやマンションの各部屋の広さは、法務局にある登記簿にも、固定資産の評価証明書にも書いてありませんよね?(No.36 部屋の広さ(その2)を参照)。じゃあ、不動産屋はどうやって部屋の面積を知るのかって?建設業などを兼業している業者でしたら、CADを持っているでしょうから、部屋の寸法を測って入力すれば、面積なんて簡単に出ちゃいますね。でもね、大部分の不動産屋は、そんなの持っているはずないじゃないですか。だから仕方がないんで、建築確認の申請図面を大家さんからコピーさせてもらって、各階の床面積を部屋の数で割り算したり、昔ながらの尺貫法で、1尺、2尺…と数えたり、あるいは1坪は3.305785㎡だから畳1枚は約1.6㎡かな?みたいに適当に根拠づけをして決めてしまうのです。じゃあ、洋間で四角くない部屋はどうするんでしょうかねぇ?まぁ、いい加減なものですよ。
No.36 部屋の広さ(その2)
前回(No.35 部屋の広さ)は、部屋の広さの表示の仕方をお話ししましたが、今回は床面積の計算方法です。最近は少数第二位まで○○. ○○㎡というように書くのが流行っていますよね?まぁ、○畳という曖昧な表現よりはマシかなと思いますが…。だけどね、不動産屋のうらばなしを毎回読んでくださっている賢明な方は、もうお分かりかと思いますが、不動産屋がそんな面倒な計算、する訳ないじゃありませんか!不動産屋は土地家屋調査士(建物の表示登記をする人)じゃないんですよ!