No.35 部屋の広さ
不動産屋の店頭で、2DK、和6畳、洋8畳…、みたいな張り紙を見て気に入って、いざ現場に案内されてみると、とっても狭い部屋に感じられることってよくあると思います。はい、例によって不動産屋が自己申告する部屋の広さなんて、いい加減なものなんです。だって、畳の大きさって物件ごとに違いますし、そもそも建物のどの部分までを、部屋の広さ(○畳というやつ)に算入するのかも適当です。まぁ、押入れやクローゼットまでを広さに算入する業者はいないでしょうが、玄関扉を開けてすぐにキッチンがあるような間取りでしたら、靴を脱ぐ土間の部分も面積に算入されていると考えて、ほぼ間違いないでしょう。同様に、コンロや流し台が置いてある部分も、しっかり1畳分くらいにカウントされているはずです。ですので、4畳半のキッチンといっても、細長い形状の部屋だと、実際には台所として使えるスペースはほとんど無く、廊下や通路としてしか機能しなかったりするわけです。
No.34 駐車場編(顧客の獲得)
前回のうらばなし No.33で、月極駐車場のお客さんは値段に敏感なことをお話しいたしました。今回は、そんなお客さんをどうやって獲得するかについてです。当社が営業している江戸川区は、あくまでも東京の田舎ですから、マンションブームの影響で駐車場が不足気味とはいっても、不動産屋の店頭に「空き駐車場あります」なんてどこかのビールの宣伝みたいに看板でも掛けておけば、いつの間にか満車になってしまうのが常でした。のどかな下町の一風景でした。けれども最近のお客さんは前述したとおり、お値段にはとっても敏感です。ですから不動産屋の方も自分の管理している駐車場に大きな空きが出ては大変と、現在では感じの悪い営業をする業者もちらほらと出てきました。
No.33 駐車場編(賃料の決め方)
いわゆる普通の月極駐車場。当社の周辺地域では、屋根なしで月額13,000円から16,000円くらいが相場。恐らく東京23区内で最も安いと思われます。他の地域じゃ車のローン代よりも1ヵ月の駐車料金の方が高いところもありますから、やっぱり下町小岩は東京の田舎、のどかなものです。ところで、この駐車場の値段、つまり1ヵ月の賃料ってどうやって決めるか知ってます?利回りを計算してはじき出すんだろって?はい、確かに当社のブレーン(No.20 不動産屋のブレーン参照)には有名な会計学の教授もいらっしゃいますので、やってやれないこともございません。でもね、そんな面倒な事はしないんです。じゃあ、何するのかって?はい、実は何もしないんです。つまり、需給関係と大家さんの言い値だけで決まるんです。