20年以上前に当サイトで掲載されていたコラム「不動産屋の裏話」がブログとしてここに復活。
不動産屋の古き良き時代から現在までをご堪能あれ。
No.23 不動産屋を支える職人さん達(各論その2)
 今回の不動産屋を支える職人さんは、畳屋のYさんです。Yさんは頑固一徹の畳職人で、その腕が良すぎるために、忙しすぎてお客さんからの指名注文をさばききれないのが現状です。その腕を買われてヤクザの親分の畳の座布団を縫わされたり、一方では警察の柔道場の畳の注文を受けたりと大忙し。でも、義理と人情を何よりも重んじるYさんは、数十年にもおよぶ当社との付き合いを大切にしてくれて、いつでも嫌な顔ひとつせず要望に答えてくれるのです。このYさん、はっきり言って賃貸アパートの畳を縫うような職人さんじゃありません。畳と言うのはそれこそピンからキリまであって、その建物のグレードによって、トコ(畳の中身)も違えばオモテ(表面のゴザの部分)も異なるものなのです。ですので注文建築の豪邸にふさわしいもの(すべて天然素材の一級品)がある一方で、アパートやマンション用のものは、通常はポリウレタンのトコにオモテを貼った規格化された工業製品なのです。
2000/08/25 | 固定リンク | 過去ログ
No.22 不動産屋を支える職人さん達(各論その1)
 前回は、不動産屋はいろんな職人さん達によって支えられていると言うことをお話しいたしましたが、今回からは各論ということで、彼等ひとりひとりについて具体的に触れていきたいと思います。
 その1は、ルームクリーニングのFさんです。ルームクリーニングというのは、部屋の掃除屋さんのことで、入居者が退室したときに部屋をきれいにする人です。たいてい、クロスと畳を取り替えたあとに入ってもらうので、お風呂場、トイレなどの水周りや、換気扇やサッシの掃除がメインだと思います。でも、不動産屋の立場からすると、このルームクリーニング職人さんの腕次第で部屋の成約率も変わってくるので、特に大切な役割を担っているのです。
2000/08/25 | 固定リンク | 過去ログ
No.21 不動産屋を支える職人さん達
 今回の不動産屋のうらばなしは、不動産屋を支える職人さん達です。営繕工事をする大工さん、畳屋さん、建具屋さん、クロス屋さん、電気工事屋さん、設備屋さん、空調機屋さん、ペンキ屋さん、ルームクリーニング屋さん、etc.…。結構いろんな職人さん達が不動産屋に出入りしているものです。当社の宣伝のHPを見ていただくとおわかりになるように、当社は地域密着下町型不動産屋ですから、部屋のリフォームが必要な時もリフォーム会社に丸投げで発注はせず、それぞれの職人さんに個別にお願いしているんです。そうすることによって、手間と神経は使いますが、結局は安い料金で仕事ができるので、入居者の方も大家さんも得をするというわけです。
2000/08/25 | 固定リンク | 過去ログ