No.34 駐車場編(顧客の獲得)
前回のうらばなし No.33で、月極駐車場のお客さんは値段に敏感なことをお話しいたしました。今回は、そんなお客さんをどうやって獲得するかについてです。当社が営業している江戸川区は、あくまでも東京の田舎ですから、マンションブームの影響で駐車場が不足気味とはいっても、不動産屋の店頭に「空き駐車場あります」なんてどこかのビールの宣伝みたいに看板でも掛けておけば、いつの間にか満車になってしまうのが常でした。のどかな下町の一風景でした。けれども最近のお客さんは前述したとおり、お値段にはとっても敏感です。ですから不動産屋の方も自分の管理している駐車場に大きな空きが出ては大変と、現在では感じの悪い営業をする業者もちらほらと出てきました。
No.33 駐車場編(賃料の決め方)
いわゆる普通の月極駐車場。当社の周辺地域では、屋根なしで月額13,000円から16,000円くらいが相場。恐らく東京23区内で最も安いと思われます。他の地域じゃ車のローン代よりも1ヵ月の駐車料金の方が高いところもありますから、やっぱり下町小岩は東京の田舎、のどかなものです。ところで、この駐車場の値段、つまり1ヵ月の賃料ってどうやって決めるか知ってます?利回りを計算してはじき出すんだろって?はい、確かに当社のブレーン(No.20 不動産屋のブレーン参照)には有名な会計学の教授もいらっしゃいますので、やってやれないこともございません。でもね、そんな面倒な事はしないんです。じゃあ、何するのかって?はい、実は何もしないんです。つまり、需給関係と大家さんの言い値だけで決まるんです。
No.32 「No.31 業界隠語暗号編(ただし、他業種)」の回答と解説
今週はサラリーマン「ゴン氏」の投稿による、「見計らい」の解答と解説です。本論に入ります。不動産屋のうらばなし No.9 業界隠語暗号編(その3)で不動産屋は「お・か・ね」が好きなことはお話しいたしました。さて、大学教授が好きなものは、いったい何でしょう?
「お・さ・け」かって?もちろんゼミコンパが大好きで学生と飲み会をよく開催される先生もいらっしゃいますが、大学の先生の好きなものの一つとして書籍などの資料があげられるでしょう。資料といっても書籍、CD(勿論音楽を聞くやつでなくて、statistics等が入ったやつ)、ビデオ等々、昔は書籍だったものが時代により変わってきています。もちろんこれらはただではありません。中にはかなり高価なものもあるはずです。