20年以上前に当サイトで掲載されていたコラム「不動産屋の裏話」がブログとしてここに復活。
不動産屋の古き良き時代から現在までをご堪能あれ。
No.57 これから上京してアパートを探す方へ
 今、不動産業界は春の繁忙期。正月休みから、あれだけ大量の不動産屋のテレビCMを流されれば、特に初めてアパートを探すお客さんが煽られてしまうのは理解できます。

 でも、不動産屋の立場からすると繁忙期って、そんなに美味しいものではありません。まぁ、お客さんが焦ってやって来るので、普段は決まりにくい物件が、この時期に限っては割とすんなりと決まってしまうという事実は確かにありますが…。

 弊社の場合は管理物件と専任媒介物件しか扱わないので、いくらお客さんが大勢いらしても成約できる物件数には限りがありますし、この時期は特にアポ無しで内見をしようとする方が急増するので、やむなくお断りをしたり、スケジュールを改めて調整し直すのに手間がかかり、疲労感だけが蓄積されていく感じです。

No.56 点検商法にご注意ください!(冬期休暇特別企画)
No.56 点検商法にご注意ください!(冬期休暇特別企画)
 今回のテーマは「点検商法にご注意ください!」です。「20年前には無かったもの」は一時中断となりますが、これだけは年内に書いておきたかったのでご勘弁ください。
 さて、点検商法という言葉ですが、もちろんこれは20年以上前からも存在し、典型的なものですと、古くはガス給湯器の無料点検と言って消費者を点検に同意させ、お宅の機器はガス漏れのリスクが高いと言って消費者の不安を煽り、今なら特別に定価の30%引きで交換できますと売りつける類のものでした。もともと古めの機器を設置している家を訪問しているのだからガス漏れのリスクはゼロではないでしょうし(それでも風通しの良い屋外に設置されているのだからガス漏れで爆発するわけないですね)、給湯器の掛け率(割引率)は、定価の30%引きよりも全然大きいので完全なるぼったくり。でもこの商法の肝は、嘘は言っていないし営業トークと言えばそれまでなので、グレーゾーンかもしれませんが、令和の現在でも依然として行われています。

 私が今回のテーマとして書きたいのは、上記の変種の様なものです。画像は、東京土建一般労働組合様の注意喚起ポスターを借用させていただいたものですが、建設業界としても相当に困っているのでしょう。内容はこのポスターに記載されているように「無料点検に来たと突然訪問し、不安を煽る嘘の報告。工事の契約や商品・サービスの購入を迫ります。」というものです。「屋根の瓦がずれてますよ」、「火災保険で工事が無料になりますよ」と言って建物の住人の興味を引いて近づき、高額な契約をさせるのです。

No.55 「20年前には無かったもの」(その3)Street View
No.55 「20年前には無かったもの」(その3)Street View
 前回の「Googleマップ」の一機能である「Street View」。いわゆる特殊詐欺グループが犯行の下見に使ったりと、何かと世間を騒がせています。とは言え、不動産屋にとっても超便利。まぁ、どこの業界でも同じでしょうが、Street Viewの出現によって無駄に現場へ行く必要がなくなりましたから。